立川競輪場は、競輪ファンの間でも「個性的なバンク」として知られています。
何が特別かというと、コーナーの曲線形状が全国でも珍しい「レムニスケート曲線」を採用しているんです。一般的な400mバンクと形状が異なるため、レース展開のクセも他の競輪場とは少し違います。
わたなべも最初は「立川で予想が難しい」と感じていたのですが、バンクの特徴を理解してから少しずつ読めるようになってきました。特に「先行がスピードを落としにくい」という特性を掴めたのが大きかったです。
WINTICKETでよく立川のレースに投票している方や、「なぜ立川は荒れやすいのか」が気になる方に向けて、バンクの特徴・決まり手の傾向・予想のポイントをまとめました。
立川競輪場の基本情報
| 項目 | データ |
|---|---|
| 正式名称 | 立川競輪場 |
| 所在地 | 東京都立川市曙町3-32-5 |
| バンク周長 | 400m |
| みなし直線距離 | 58.0m |
| カント(傾斜角度) | 31°28′37″ |
| 曲線タイプ | レムニスケート曲線 |
| 最寄り駅 | JR中央線・多摩モノレール「立川駅」徒歩15分(バスあり) |
| 入場料 | 無料〜100円 |
| 記念競輪 | 立川記念(GIII) |
| 特記事項 | KEIRINグランプリ(GP)開催実績あり |
バンクの最大の特徴:レムニスケート曲線とは?
一般的な400mバンクとの違い
競輪のバンクには「コーナーの曲線形状」があり、全国の多くの競輪場が「マッコーネル曲線」と呼ばれる標準的な楕円形を採用しています。
立川競輪場が採用しているのはレムニスケート曲線。数学的には「∞(無限大)を横に倒した形」に近い特殊な曲線です。競輪バンクへの採用は全国でも珍しく、関東エリアでは立川が代表的な存在です。

レムニスケートのレースへの影響
レムニスケート曲線の特徴は「コーナーの入口・出口が緩やかになること」です。
一般的なマッコーネル曲線のバンクでは、コーナー出口で自転車がスピードダウンしやすいのですが、レムニスケートではカーブの出入りがなめらかなため、コーナーを抜けた後もスピードが維持されやすいという特性があります。
これが「先行選手に有利」と言われる理由です。先行選手がコーナー後半でもスピードを保ったまま直線に入れるため、後方から追う差し・捲り選手が追いつきにくくなるわけです。
みなし直線58.0mの影響
みなし直線とは「最終コーナーを抜けてゴールまでの直線距離の目安」のことです。立川のみなし直線は58.0mで、400mバンクの中でも長めです(京王閣は51.5m)。
直線が長いと後方から差しが届きやすくなります。つまり立川は「コーナーでは先行有利・直線では差しにも可能性あり」という、やや複雑な特性を持っています。この「どちらも来る」という読みにくさが、立川のレースをおもしろくしている要因でもあります。
レースの傾向・決まり手の出現率
まず用語の確認から。
- 逃げ:先頭のまま逃げ切って1着
- 差し:後方から最終直線で差し切って1着
- 捲り:後方から一気にまくって先頭に出て1着
過去の開催レースを集計した傾向値(目安)は以下のとおりです。

- 差し:約40%
- 逃げ:約32%
- 捲り:約28%
差しが4割でトップですが、逃げも32%と健闘しています。京王閣(逃げ20%)と比べると、先行選手が逃げ切るケースがかなり多いのが立川の特徴です。
2着の傾向
2着はマーク(番手選手)が多め。強いラインの先頭+番手で決まるケースが目立ちます。また、先行選手が逃げ切った場合、捲りで追った選手が2着に来るパターンも多いです。
予想のポイント:立川で的中率を上げるコツ
ポイント①:先行選手の「逃げ切り」を軽視しない
他の競輪場では「先行は最後差される」と決め込みがちですが、立川はレムニスケートの特性から逃げ切りが32%あります。競走得点が高い先行選手が前を取った場合、そのまま逃げ切る可能性を高めに見積もりましょう。
WINTICKETのレース詳細画面で「脚質(H=ホーム先頭/先行傾向)」を確認すると、先行型の選手を見分けやすいです。
ポイント②:みなし直線が長いので差しも必ず抑える
一方で、差し40%というのも無視できない数字です。コーナーで前に出た選手が直線で差されるパターンも十分あります。
「先行選手を1着候補・差し選手を2〜3着候補」として組む3連単フォーメーションが、立川では機能しやすい買い方です。
ポイント③:GPやGI開催時は展開が読みやすい
立川はKEIRINグランプリ(GP)の開催実績もある格式ある競輪場です。GP・G1などの上位グレードレースは出走選手の実力差が小さく、ラインの力関係が結果に直結しやすい傾向があります。
グレードレースを狙う場合は、特に事前のライン分析が重要です。
アクセス・施設情報
- 電車:JR中央線・多摩モノレール「立川駅」下車、徒歩約15分(バスも利用可)
- 車:中央道「国立府中IC」から約10分、無料駐車場あり
- ナイター開催あり(WINTICKETでの夜間投票も可)
- KEIRINグランプリ等の大レースはスタンドが満員になることも
- ミッドナイト競輪も開催
立川駅からは距離があるので、バスかタクシーが便利です。現地観戦を考えている方は事前にルートを確認しておくと安心です。
まとめ
立川競輪場を予想するときの最重要ポイントはこの2つです。
- レムニスケート曲線で先行有利 → 逃げ32%を軽視しない
- みなし直線58.0mで差しも届く → 先行+差しのフォーメーションが基本
「先行か差しかどっちを信頼すればいい?」と迷うのが立川の難しさであり面白さです。実力の高い先行選手がいる場合は逃げ切りを軸に、実力が拮抗しているときは差し中心で考えると攻略しやすくなります。
- 立川競輪場はレムニスケート曲線という全国でも珍しいバンクを採用
- コーナー出口でスピードが落ちにくく、先行選手にやや有利
- みなし直線58.0m(400mバンク内で長め)は差しにも追い風
- 差し40%・逃げ32%・捲り28%とバランスのいい出現率
- KEIRINグランプリ開催実績もある格式高い競輪場
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