「車券ってたくさん種類があるけど、どれを買えばいいの?」
WINTICKETを開くと、「ワイド」「2車複」「3連単」とずらっと並んでいて、最初は何がなんだか分からないですよね。わたなべも最初は「3連単が一番配当が高いなら、3連単だけ買えばいいんじゃないの?」と思っていました。結果は惨敗でしたが…。
車券の種類を理解すると、「今日のレースはどの車券で攻めるか」という戦略的な考え方ができるようになります。この記事では7種類の車券の違い・的中率・平均配当を全て整理し、「初心者がまず買うべき車券」を明確にお伝えします。
車券とは?7種類の一覧
車券(しゃけん)とは、競輪で投票する「的中予想の券」のことです。どの選手が何着に入るかを予想して購入します。

現在の競輪(7車立て)で購入できる車券は実質5種類です。
| 車券 | 的中条件 | 組み合わせ数(7車) |
|---|---|---|
| ワイド | 選んだ2頭が2・3着以内(3通りの的中口あり) | 21通り |
| 2車複(にしゃふく) | 選んだ2頭が1・2着(順不同) | 21通り |
| 2車単(にしゃたん) | 選んだ2頭が1・2着(順番通り) | 42通り |
| 3連複(さんれんふく) | 選んだ3頭が1〜3着(順不同) | 35通り |
| 3連単(さんれんたん) | 選んだ3頭が1〜3着(順番通り) | 210通り |
2枠単・2枠複は9車立て専用のため、現在主流の7車立てでは購入できません。
各車券の詳細解説
ワイド
選んだ2頭が2着・3着以内に入れば的中。1着でなくても大丈夫で、実は3通りの的中パターンがあります(2-3着、1-2着、1-3着)。
- 的中確率:7車立てで約14%(3通り÷21通り)
- 平均配当目安:約620円前後
的中しやすい分、配当は低め。でも「3通りのどれかに入ればいい」というゆとりは、初心者の心理的負担をかなり軽くしてくれます。
2車複(にしゃふく)
選んだ2頭が1・2着に入ればOK(順番は不問)。ワイドより条件が厳しくなる分、配当も少し上がります。
- 的中確率:7車立てで約4.8%
- 平均配当目安:約1,400円前後
ワイドに慣れてきたら次に試したい車券です。「この2頭が上位に来そう」と確信が持てるレースで使うのが有効です。
2車単(にしゃたん)
2頭を選び、1着と2着の順番まで的中させる必要があります。2車複と同じ2頭を選んでも、1・2着が逆になれば外れ。
- 的中確率:7車立てで約2.4%
- 平均配当目安:約2,700円前後
「1着はこの選手で決まり!」という自信があるレースで、1着軸に流す使い方が基本です。
3連複(さんれんふく)
1〜3着に入る3頭を当てる車券。順番は不問なので、3頭を選んで全員が3着以内に入れば的中。
- 的中確率:7車立てで約2.9%
- 平均配当目安:約4,800円前後
3連単より当たりやすく、3連複での配当が意外と高いケースも。ラインが3人で固まっているレースで、「この3人が上位独占しそう」という場面に向いています。
3連単(さんれんたん)
1・2・3着の選手を全員・順番通りに当てる、最も難しい車券。しかしその分、配当も最高クラスです。
- 的中確率:7車立てで約0.48%(210通りに1通り)
- 平均配当目安:約34,000円前後
万円超えの配当を狙えるのは3連単ならでは。ただし「的中しても配当が低くて投資金額より少ない(=トリガミ)」という失敗も多い車券です。10〜15点に絞るのがコツです。
初心者におすすめの車券はワイド!
「とりあえず最初の1枚をどれにすればいいか?」の答えはワイドです。

理由は3つあります。
① 的中率が最も高い
7車立てで組み合わせが21通り、かつ3口的中するので、同じ2頭を選んでいても複数のパターンで当たる可能性があります。
② ダブル的中(ダブル)が狙える
選んだ2頭で「1-2着的中」と「2-3着的中」の2口まとめて買っておくと、両方同時に当たることも。配当が2倍もらえる嬉しいパターンです。
③ 精神的なゆとりがある
「1着でなくてもいい」という条件のゆとりが、予想に慣れない初心者の心理的負担を下げてくれます。
おすすめの買い方:強いラインの先頭選手(先行=ライン先頭で全力疾走する選手)と、その番手(先行の直後を走る選手)の2頭でワイド1点。これだけでも十分楽しめます。「ライン」「先行」「番手」について詳しくは「競輪の基本ルール解説」記事をどうぞ。
ステップアップの順序

競輪の車券を楽しみながら上達するには、段階的に移行するのがポイントです。
STEP1: ワイド(1〜2点)
まずはレースを見る目を養う段階。「強い選手はどの選手か」「ラインはどう組まれているか」を意識しながら少点数で購入。
STEP2: 2車複(2〜3点)
「上位2頭はほぼ決まった」と思えるレースで活用。ワイドより高い配当を狙いに行く。
STEP3: 2車単・流し
「1着はこの選手で決まり」というレースで、1着軸に流す(2着・3着候補を複数選ぶ)買い方を覚える。
STEP4: 3連単・フォーメーション
1・2・3着の候補を各着ごとに絞って購入。10〜15点以内にまとめるのが鉄則。
買い方の3パターン(ボックス・流し・フォーメーション)
どの車券も、どう購入するかによって点数と金額が変わります。
ボックス
選んだ全員で全ての組み合わせを購入する方法。「誰が1着でも2着でもいい」という場合に使います。
例: 3連単4人ボックス=24点=2,400円(1点100円の場合)
デメリット:点数が多くなるため、的中しても投資金額を回収できない「トリガミ」になるリスクが高い。
流し
「この選手は必ず来る」という軸の選手を1人固定し、残りの着順を複数の選手から選ぶ方法。
例: 3連単1着軸流し(5人に流す)=5点=500円
点数が絞られてコスパが良い。軸の選手への自信があるときに有効。
フォーメーション
1着・2着・3着のそれぞれに入れたい選手を着順ごとに別々に選ぶ方法。WINTICKETで最も使われる買い方です。
例: 1着2人×2着3人×3着4人=最大18点(重複除く)
点数・金額のバランスが最もコントロールしやすく、慣れてきたら積極的に使いたい買い方です。
的中率 vs 回収率、大事なのはどっち?
「的中率が高いほど儲かる」は誤りです。競輪でよくある落とし穴を紹介します。
| パターン | 購入総額 | 的中時の回収額(目安) | 回収率 |
|---|---|---|---|
| ワイド1点×20レース | 2,000円 | 約620円×3回≒1,860円 | 約93% |
| 3連単フォーメーション10点×5レース | 5,000円 | 約34,000円×0.5回≒17,000円 | 約340% |
少点数・高配当狙いの方が、的中率は低くても回収率(投資に対するリターン)が高くなることがあります。「当たった回数」より「トータルでプラスになっているか」を意識する習慣が、車券上達のポイントです。
トリガミに注意
的中したのに配当が購入金額を下回ることを「トリガミ」といいます。ボックス買いや多点数買いで起きやすい典型的な失敗パターンです。
例: 3連単ボックス5人×60点×100円=6,000円購入 → 的中配当が3,800円 → マイナス2,200円
まとめ:最初はワイド、慣れたら3連単へ
- 始めたばかり→ ワイド1〜2点。まずは「的中する感覚」を覚える
- 慣れてきた→ 2車複・2車単に挑戦。強い選手が絞れるレースで使う
- 本格的に予想したい→ 3連単フォーメーション10〜15点。ライン・バンク・脚質を総合的に読む
- 7種類のうち7車立てで買えるのは5種類
- ワイドは最も的中しやすく、初心者の最初の1枚に最適
- 配当が高い車券ほど的中率は低いが、少点数・高配当狙いが回収率を上げるコツ
- ボックス買いはトリガミのリスクが高い。フォーメーションで点数を絞るのが基本
- 「的中率より回収率」の意識で楽しむのが長く続けるコツ
車券の基本が分かったら、次は予想の精度を上げる方法を学びましょう。
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