「川崎競輪場は逃げが多い」というのは、競輪ファンの間では有名な話です。わたなべも川崎のレースを初めて見たとき、先行した選手がほぼ毎レース逃げ切っているのに驚きました。
その理由はバンクの形状にあります。川崎競輪場は「333mバンク」という、全国的にも短い部類に入る競輪場です。このバンクの特徴は急なコーナー。急カーブを外からまくって来る選手はスピードが大幅に落ちてしまうため、内側を走る先行選手がそのまま逃げ切るケースが圧倒的に多いのです。
逃げ出現率は約40〜45%。これは全国平均(約30%)を大幅に上回ります。「川崎では逃げを軸にする」というシンプルな戦略が、他の競輪場より確実に機能しやすい場所です。この記事では川崎競輪場のバンク特性・決まり手傾向・具体的な予想のポイントまで解説します。
川崎競輪場の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 川崎競輪場 |
| 所在地 | 神奈川県川崎市川崎区富士見1-5-1 |
| バンク周長 | 333m |
| みなし直線 | 56.0m |
| カント(傾斜角度) | 33°12′56″ |
| 主な開催 | 川崎記念(GIII)、ナイター開催あり |
333mバンクの川崎は、東京・神奈川エリアに住むWINTICKETユーザーにとってなじみの深い競輪場です。ナイター開催もあるため、仕事終わりに投票しやすい時間帯に楽しめるのも特徴です。
333mバンクの特徴(なぜ逃げが有利なのか)
競輪のバンクには主に333m・400m・500mの3種類があります。川崎は333mバンク。この数字が何を意味するか、400mバンクとの違いを整理します。

1レースで多く周回する
333mバンクは周長が短いため、1レースで約3〜3.5周します(400mバンクは約2.5〜3周)。多く周回する分、位置取り争いや展開の変化が起きやすい場面が増えます。
コーナーが急(カントが大きい)
川崎のカントは33°12′56″と、400mバンクと比べてコーナーの傾斜が急です。急なコーナーでは、内側を走る選手は遠心力を活かして加速できますが、外側から追い上げようとする選手はカーブの外を大回りしながら加速するため、スピードが大幅に落ちます。これが「外からまくれない」最大の理由です。
みなし直線56.0mは長め
一方でみなし直線(ゴール前の直線)は56.0mと400mバンクの平均に近い長さです。「コーナーが急=逃げが有利」でありながら、「直線が十分ある=差しもゼロではない」というバランスになっています。
決まり手の傾向(逃げが突出して多い)

| 決まり手 | 出現率の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 逃げ | 約40〜45% | 333mバンクで最大の特徴。全国平均の約1.5倍 |
| 差し | 約40% | 直線56mで差しも届く。2番目に多い |
| 捲り | 約14% | 急コーナーで失速しやすく、決まりにくい |
| マーク | 約3% | 1着にはつかない特殊な決まり手 |
逃げが約40〜45%という数字の重さ
400mバンクの千葉でさえ逃げは約35%です。川崎はさらに上回る水準で、全国平均(約30%)と比べると1.5倍近くになります。「2回に1回近くは逃げが来る」という割合なので、先行選手を軸にする価値はかなり高いと言えます。
捲り(14%)は全国最低クラス
川崎の捲りの少なさは際立っています。急コーナーで外からのまくりが失速するため、捲り型の選手が得意な展開を出しにくい場所です。捲り選手を軸に据えるのは、川崎では特にリスクが高いです。
差し(40%)は一定数ある
みなし直線56mは捲りより差しに向いています。逃げた先行選手の番手(すぐ後ろ)についた選手が、最終直線でスッと前を抜く展開が多く見られます。先行+番手でライン上位2人を選ぶ予想は川崎の定石です。
予想のポイント
① 先行型選手のH回数を重視する
H回数(ホーム先頭)が多い選手は先行型の証明です。川崎ではこの数字が高い選手が勝ちやすい傾向があります。逆にB回数(バック先頭)が多い捲り型の選手は、川崎では信頼度が下がります。
② 強いラインの1番車・2番車を狙う
強いラインが先行した場合、「逃げ(ライン先頭)+差し(番手選手)」という1・2着の組み合わせが来やすいです。ライン上位2人のワイドや2車複は川崎で安定して機能しやすい買い方です。
③ 捲りの車券は薄く扱う
捲り型選手が1着になるのは全体の約14%。捲り一発に賭けた高額投票は、川崎では避けたほうが無難です。わたなべ自身、川崎で捲り軸にして外れたことが何度かあり、それ以来は「川崎では捲り軸NG」を自分ルールにしています。
④ ナイター開催の川崎は風を確認
川崎のナイター開催では、日中より気温が下がり風の影響が出ることがあります。強風の日はレース展開が変わることもあるため、天気・風向きをざっくり確認しておくと役立ちます。
⑤ 記念競輪(GIII)は9車立てで荒れやすい
川崎記念は9車立て。強いラインが複数絡むため、番狂わせが起きやすくなります。FI・FIIのレースで予想力を試して、記念は少額に抑えるのが川崎を長く楽しむコツです。
アクセス・施設情報
- 京急大師線「港町駅」より徒歩約3分(最寄り駅から近く便利)
- JR川崎駅・京急川崎駅からバスあり
- 入場料:一般無料〜100円程度(開催によって異なる)
- ナイター照明完備、夜間観戦にも対応
WINTICKETのレース一覧から「川崎」で検索できます。ナイター開催の日は夕方以降にレースが続きます。WINTICKETのライブ映像で当日のレース状況を確認しながら投票できます。
まとめ:川崎競輪場の攻略ポイント
- 333mバンクで逃げが約40〜45%:全国平均の1.5倍。先行型を軸にするのが川崎の基本
- 急コーナーで捲りが届かない:捲り型選手の信頼度は川崎では下がる
- H回数の多い先行型が狙い目:B回数(捲り)より、H回数(先行)に注目
- ライン先頭+番手のワイド・2車複:逃げ+差しのコンビが最も来やすい組み合わせ
- ナイター開催も楽しめる:仕事終わりでも参加しやすい時間帯
川崎競輪場は「先行型選手を信じて、捲りに惑わされない」という判断を徹底できれば、予想が当たりやすい場所です。シンプルな戦略が機能する川崎のレースで、ぜひ試してみてください。
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