競輪を始めたころ、最初に買った車券は3連単でした。「高配当が夢」と思っていたのですが、何度買っても全然当たらない。よく考えたら当然で、9車立ての3連単は504通りもあります。0.2%の確率に毎回挑んでいたわけです。
そこで試してみたのがワイドでした。最初は「配当が低いし物足りない」と思っていたのですが、実際に使ってみると「当たる喜び」がちゃんとある。そして何より、点数を絞って買えば回収率がプラスになる可能性があるということが分かってきました。
この記事では、競輪7種類の車券のなかで最も当てやすい「ワイド」の仕組みと、初心者が回収率を上げるための買い方をまとめています。あくまで参考として、自己責任で楽しんでいただければと思います。
ワイドとは?競輪で最も当てやすい車券の仕組み

ワイドは「選んだ2車が、1着・2着・3着のいずれかに入ればOK」という車券です。1着と2着でなくても、「1着と3着」でも「2着と3着」でも的中になります。着順の順番は問いません。
競輪の車券は7種類ありますが、そのなかで最も的中しやすいのがワイドです。
9車立てでは全36通りの組み合わせがあり、そのうち3通りが的中になります(1-2着、1-3着、2-3着の3パターン)。計算すると的中率は約8.3%、つまり12回に1回は当たる計算です。
7車立て(FI・FII・ミッドナイト競輪)では全21通りのうち3通りが的中になるため、的中率は約14.3%まで上がります。9車立ての約1.7倍当たりやすくなるため、ワイドを試すなら7車立てのレースが入門に向いています。
比較すると、2車複(2着以内に2車が入れば的中)の的中率が約2.8%、2車単は約1.4%、3連単は約0.2%です。ワイドの当てやすさは桁が違います。
ワイドで稼ぐための基本ルール(点数を絞る)
ワイドの最大の弱点は「配当が低い」ことです。平均配当は2〜5倍程度(200〜500円)のことが多く、3連単のような高配当は期待できません。
ここで問題になるのが「多点数で買う」という買い方です。
仮にオッズ3倍(300円返ってくる)のワイドを1点100円で購入する場合を考えてみます。
- 1点買い:投資100円 → 当たれば300円 → 回収率300%
- 2点買い:投資200円 → どちらかが当たれば300円 → 回収率150%
- 3点買い:投資300円 → 当たれば300円 → 回収率100%(プラスマイナスゼロ)
- 5点買い:投資500円 → 当たれば300円 → 回収率60%(毎回マイナス)
3点を超えてくると、たとえ的中しても回収率が100%を割り込み始めます。36点すべてを買えば確実に的中しますが、投資3,600円に対して払い戻しは約900円(回収率25%程度)という計算です。
ワイドで回収率を上げるための基本ルールは「2点以内に絞る」です。絞れるほど1点あたりの回収率は上がります。
回収率を上げる3つのコツ

コツ1:買い目を1〜2点に絞る
前の節で説明した通り、ワイドで回収率をプラスにするには買い目を絞ることが前提です。
「どのくらい絞れるか」は予想精度によって変わりますが、まずは「2点以内」を目標に設定してレースを選ぶ習慣をつけてみてください。絞り切れないと感じるレースは、そもそも見送るのも一つの選択肢です。
コツ2:期待値を意識してオッズを確認する
「当てやすいからといってオッズ1.2倍のワイドを大量に買う」のは回収率が悪化するパターンです。
例えば1点100円でオッズ1.5倍(返ってくる額150円)の場合、回収率は150%に見えますが、的中率8.3%で計算すると「平均12回に1回の的中で150円、11回は100円ずつ失う」ので長期的な収支はマイナスです。
シンプルな目安として「オッズ3倍以上を2点以内で狙う」と、理論的には回収率150%になります。あくまで参考の数字ですが、意識するだけで買い方が変わります。
コツ3:強いラインの先行選手+番手選手を基本にする
ワイドで最も使いやすい組み合わせが「ラインの先行選手(先頭を走る選手)と番手選手(先行の直後を走る選手)」のペアです。
競輪はライン〈同じ地域の選手同士が協力して走るチーム。先行・番手・三番手という役割分担がある〉で動くため、強いラインの上位2人が揃って3着以内に入る確率が高いのです。
出走表で競走得点が最も高いライン(得点1位・2位の選手がいるライン)を探し、そのライン内の先行選手と番手選手をワイドで選ぶのが基本パターンです。
ワイドに向いているレースの選び方
ワイドで稼ぐためには「絞れるレース」を選ぶことが大切です。
向いているレース
2分戦(ラインが2本しかない)
出走9車が2つのラインに分かれているレースでは「どちらのラインが強いか」だけ判断すればよく、選択肢が少ない分絞りやすいです。強いラインの先行+番手を1点、次のラインの先行+番手を1点の計2点というシンプルな買い方ができます。
競走得点に10点以上の差がある
出走表の競走得点(直近4ヶ月の成績を数値化した指標)を比較して、上位2〜3人と残りの選手に10点以上の差がある場合は「実力差が明確」です。強い選手が3着以内に収まりやすく、ワイドで絞りやすくなります。
ミッドナイト競輪の7車立て
深夜に無観客で行われるミッドナイト競輪は7車立てが中心で、的中率が通常の9車立てより高くなります。また「車番が競走得点順に決まる」(1番車が最も競走得点の高い選手)という仕組みがあるため、出走表の競走得点欄を開かなくても「1番車と2番車のワイド」という基本戦略を立てやすいです。
向いていないレース
細切れ戦(ラインが4〜5本ある)
9人の選手が4〜5つのラインに分散しているレースは、どのラインが上位に来るか読みにくく、点数を絞るのが困難です。
力が拮抗している(競走得点差が5点以内)
上位選手の得点差が小さいと、ライン戦や展開次第で誰でも着に絡んでくる可能性があり、絞り込みが難しくなります。
GI・GIIの大レース
グレードが高いレースほど選手の実力が均衡していて、波乱が起きやすい傾向があります。配当が高い反面、予想精度が落ちやすいです。
WINTICKETでワイドを買う手順
WINTICKETでのワイドの購入手順はシンプルです。
- レース一覧から購入したいレースを選ぶ
- 画面下部の車券種別で「ワイド」をタップ
- 予想した2車の車番をタップして選択
- 購入金額を入力して「投票」をタップ
2車を選ぶだけなので、3連単のフォーメーション操作に比べて操作が簡単です。ミッドナイト競輪なら翌日のレースが前日夕方〜夜に公開されるので、じっくり出走表を見てから投票できます。
購入後はレース結果をアプリで確認できます。的中した場合は自動的に払い戻しがWINTICKET残高に入ります。
まとめ|ワイドで回収率を上げる3つのポイント
ワイドは競輪7種類の車券のなかで最も当てやすい車券です。初心者が競輪を楽しみながら「当たる感覚」をつかむ入り口として最適な選択肢です。
ただし「当たりやすい=稼ぎやすい」ではありません。配当が低いため、多点数買いでは回収率がすぐにマイナスになります。
回収率を上げるための3つのポイントをまとめます。
- 買い目は2点以内に絞る:3点を超えると回収率100%が難しくなる
- オッズ3倍以上を狙う:期待値を意識して低オッズは避ける
- ラインが明確なレースを選ぶ:2分戦・7車立て・ミッドナイトが絞りやすい
「強いラインの先行選手+番手選手のワイドを1〜2点」という基本形から始めて、外れたときは何が違ったか振り返りながら予想精度を上げていくのが、ワイドを楽しみながらコツコツ取り組むコツです。
公営競技はギャンブルであり、必ず勝てる方法はありません。あくまで自己責任で楽しむものとして、余裕の範囲で楽しんでください。
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