WINTICKETで西武園のレースを開くと、スタンドの背景に観覧車が見えることがあります。西武園ゆうえんちに隣接した競輪場で、ファミリーが遊びに来るような場所に本格的な競輪バンクが存在しています。初めてその映像を見たとき、正直「こんな場所で本気の競輪やってるのか」と少し驚きました。
バンクの特徴は「400mなのに直線が短め」という一点に尽きます。400mバンクの全国平均みなし直線は54.4mですが、西武園は47.6mと短い。この短い直線が「逃げた選手を後続が捉えにくい」という展開を生み出し、1着決まり手に占める逃げが33%という高い数字につながっています。
この記事では西武園競輪場のバンクデータ・決まり手傾向・予想のポイントを、WINTICKETを始めたばかりの方にも分かりやすく解説します。
西武園競輪場の基本情報
西武園競輪場は埼玉県所沢市にある400mバンクの競輪場です。西武鉄道の西武園ゆうえんち(遊園地)に隣接しており、最寄り駅の西武園線「西武園駅」から徒歩1分というアクセスの良さも特徴のひとつです。
西武園競輪場の基本データ
- 所在地: 埼玉県所沢市山口2537
- バンク周長: 400m(元は500mバンクを1994年に縮小改修)
- みなし直線: 47.6m(400m全国平均54.4mより短い) ※みなし直線=最終コーナー終了点からゴールまでの仮想直線距離
- カント(センター部): 29°26′54″(400mバンクで全国最緩) ※カント=コーナーの傾斜角度
- 入場料: 一般無料
- 記念競輪: 報知金杯(FI)
アクセスは西武新宿線「東村山駅」から西武園線に乗り換え「西武園駅」が最寄りで徒歩1分。または西武池袋線「西武園遊園地駅」からも徒歩約10分でアクセスできます。
バンクの特徴|400mなのに直線が短くカントも緩い

西武園競輪場のバンクを理解するうえで外せない2つの数字が「みなし直線47.6m」と「カント29°」です。
① みなし直線47.6m(400mバンクで最短クラス)
みなし直線とは、最終コーナーが終わってからゴールまでの仮想的な直線距離のこと。この数字が長いほど直線での追い込みが決まりやすく、短いほど先行選手が逃げ切りやすくなります。
西武園の47.6mは、400mバンクの全国平均54.4mを大きく下回っています。同じ400mバンクの川崎(58m)や立川(58m)と比べると、10m以上短いことになります。「400mなのに直線が短い」という構造が西武園の先行有利を生む根本的な原因です。
② カント29°26′54″(400mバンクで全国最緩)
カントはコーナーの傾斜角度です。急なほどコーナーでスピードが出やすく、後続の捲り型選手が外から加速しやすくなります。逆に緩やかだと、コーナーでスピードが出にくく捲りが決まりにくい環境です。
西武園のカントは29°と、400mバンクの中で全国で最も緩い傾斜です。前橋(36°)や川崎(32°)と比べると、コーナーで後続が加速しにくい構造です。
「みなし直線が短い(直線での追い込みが難しい)+カントが緩い(コーナーでの捲りも来にくい)」という2つの要素が重なり、先行した選手が逃げ切りやすいバンクになっています。
③ 元500mバンクを改修した経緯
西武園競輪場はもともと500mバンクでした。1994年に現在の400mバンクに改修されています。元500mバンクを縮小したため、内側にスペースが残り、独特のバンク形状になっています。みなし直線が400mバンクとして短い要因のひとつは、この改修経緯にあります。
決まり手の傾向|逃げ33%・捲り24%で先行天国

まず決まり手の3種類を確認しておきます。逃げ〈先行選手がそのまま1着でゴールする決まり手〉、差し〈後ろから追い上げてきた選手が先行選手を直線でわずかに抜いて1着になる決まり手〉、捲り〈外側を一気に前に出て後方から先行選手を追い越す決まり手〉。この3つが競輪の1着決まり手の分類です。
西武園競輪場の決まり手の特徴を整理します。
1着 決まり手の傾向
- 差し: 約43%(全国平均43%と同水準)
- 逃げ: 約33%(全国平均24%より+9%)
- 捲り: 約24%(全国平均33%より少ない)
最大の特徴は「逃げが33%と高く、捲りが24%と少ない」点です。全国平均と比べると、逃げが9ポイント高く、捲りが9ポイント低い数字になっています。バンクの構造(直線が短くカントが緩い)が数字に直接反映されています。
2着 決まり手の傾向
- マーク: 約43%(番手選手がそのまま2着)
- 差し: 約25%
- 逃げ: 約22%
- 捲り: 約10%
2着ではマークが43%と最多。「先行選手が逃げて、その後ろの番手選手がマークで2着」というワンツーフィニッシュが西武園では最も多く発生するパターンです。
「逃げ1着+マーク2着」という形で同じラインの選手が1・2着を独占するケースが多く、ラインを重視した予想が有効な競輪場です。
予想のポイント|逃げ型選手を軸に、ラインのワンツーを狙う
西武園競輪場での予想の立て方を整理します。
① 先行型(逃げ型)選手を重視する
H回数〈ホームストレット(表直線)を先頭で通過した回数。多いほど先行型の脚質〉が多い選手が西武園では有利です。WINTICKETのレース画面で出走選手名をタップ → 選手詳細ページを開く → 「直近成績」のH回数を確認します。H回数が多い選手は先行型で、西武園では逃げ切りの可能性が高まります。
② ラインの強さを確認する
競輪ではライン〈地域や選手間の協力関係。先行・番手(2番手・先行選手の直後を走る選手)・三番手という役割分担〉を組んで走ります。西武園では「先行選手が逃げ切り+番手のマーク2着」というラインのワンツーが頻発します。
強いラインの先行選手を見つけたら、その番手の選手とのセット車券(先行→番手のワイドやボックス)が基本の組み立てになります。
③ 捲り型選手の扱い
B回数〈バックストレット(裏直線)を先頭で通過した回数。多いほど捲り型〉が多い選手は、西武園では逆風を受ける形になります。全国平均より捲りの出現率が低い競輪場なので、純粋な捲り型の選手を1着軸にするのは慎重に。他の競輪場と比べて信頼度が下がるため、他の選手との組み合わせを軸にするほうが無難です。
西武園での基本の車券:先行型選手とその番手を抑えたワイド(2頭が2着以内に入れば的中)が基本です。WINTICKETのレース画面で「ワイド」を選択し、先行選手と番手選手の番号を2点選ぶだけで購入できます。あくまで参考として、自己責任でお楽しみください。
アクセス・施設情報
アクセス
- 西武新宿線「東村山駅」→ 西武園線「西武園駅」徒歩1分
- 西武池袋線「西武園遊園地駅」徒歩約10分
- 無料バスの運行は要確認(開催日のみ)
施設情報
- 入場料: 一般無料
- 西武園ゆうえんち(遊園地)に隣接
- 競輪場の雰囲気は比較的ゆったりしており、初心者でも入りやすい
まとめ|西武園競輪場で予想する際の3つのポイント
西武園競輪場は「400mなのに直線が短く(47.6m)・カントも最緩(29°)」という特性から、先行選手が有利なバンクです。
- 逃げが33%と高い:全国平均より9ポイント多く、先行型の選手を積極的に評価する
- 捲りが24%と少ない:全国平均より9ポイント少ない。捲り型選手の信頼度は他場より下げて考える
- 2着はマーク43%:先行+番手のラインのワンツーが最も多く発生するパターン。ライン重視の予想が基本
「西武園は直線短めで逃げが決まりやすい。先行型+番手のラインを軸に組む」という方針が、西武園予想の土台になります。
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