競輪を始めた最初のころ、WINTICKETで出走表を開くたびに「この数字は何?」「ライン番号って何を見ればいいの?」と毎回止まってしまった記憶があります。
出走表には選手名・級班・競走得点・H回数・B回数・直近着順など、たくさんの情報が並んでいます。全部を完璧に理解しようとすると難しいですが、実は予想に使う情報は絞り込めます。
この記事では「7つのチェックポイント」として整理し、優先度の高いものから順に解説します。初心者はまず②(競走得点)と③(ライン)の2つだけ見れば「どのラインが強いか」をある程度つかめるようになります。
難しく考えず、まずは読み流してみてください。
競輪の出走表とは?どこで見るか
出走表は、レースに出走する選手全員の情報が一覧になった表です。競輪の予想はこの出走表を読み込むことからスタートします。
WINTICKETでの確認方法
- アプリのホームまたはレース一覧を開く
- 投票したいレースをタップ
- 「出走表」タブを選択
選手名・ゼッケン番号・ライン番号(カラー)・競走得点・級班・H/B回数・直近着順などが表示されます。各選手名をタップすると、詳細な情報(バンク実績・直近成績など)も確認できます。
チェックポイント①〜④|最初に確認すべき基本情報

① 級班(きゅうはん)
まず確認するのは、各選手の「級班」です。
- S級(S班・S1・S2):上位グレードの選手。最上位はS級S班(全国9名のみ)
- A級(A1・A2・A3):一般グレードの選手
同じレースでも、S級だけのレースとA級混走のレースでは予想の難易度が全く変わります。WINTICKETのGI・GIIIなどのグレードレースはS級選手が中心で、FI・FIIはA級〜S2混走が多いです。
② 競走得点(きょうそうとくてん)
出走表の中で最も重要な数字が「競走得点」です。
競走得点は直近4ヶ月のレース成績を数値化したもので、着順ごとに点数がつき平均が算出されます。点数が高いほど実力があることを示しています。
8点差の法則:得点差が8点以上ある場合、平均着順に約4つの差があります。例えば82点と74点の選手であれば、実力差は明確と判断できます。
ただし注意点があります:
- 入れ替え直後の選手:前の級班でのレース得点が混在しているため、信頼度が下がる
- 落車・欠場後の選手:直近が低得点でも実力通りでない場合がある
③ ライン(チームカラー)
競輪の最大の特徴が「ライン」です。同じカラーで表示されている選手が同じチーム(ライン)として連携します。
WINTICKETではラインカラー(赤・青・緑など)で視覚的に分かりやすく表示されています。まず出走表でラインの構成を把握しましょう。
例:赤ライン(1-3-6)、青ライン(2-5)、緑ライン(4-7-9)
- ラインの先頭選手が「先行(逃げ)」を担当
- 後ろの選手が「番手(先行選手の真後ろ)・追込(差し)」を担当
ラインが長い(人数が多い)ほど先行選手が風よけを長く受けられるため有利になりやすいです。
④ 脚質(きゃくしつ)
脚質とは、その選手がレースで「どんな走り方をするか」のタイプです。
- 先行型(逃脚):ラインの先頭で走り、逃げ切りを狙う
- 追込型(追脚):番手〜後方から直線で差す
- 自在型(両脚):状況に応じて先行も追込もできる
出走表の選手コメントや、後述するH回数・B回数で脚質を判断します。
チェックポイント⑤〜⑦|余裕があれば確認する補強情報

⑤ H回数・B回数
WINTICKETで選手名をタップすると詳細画面が開き、H回数(ホーム先頭通過回数)とB回数(バック先頭通過回数)を確認できます。
- H回数が多い → 先行型の証明(最終周でホームを先頭通過=先行している)
- B回数が多い → 捲り型の証明(最終周でバックを先頭通過=後ろから追い抜いている)
「脚質:先行」とプロフィールに書かれていても、H回数が実際に多い選手は信頼度が上がります。逆にH回数が少なければ、追込へ転向中かもしれません。数字で裏付けを取る習慣をつけると予想の精度が上がります。
⑥ 直近着順
選手詳細の「直近成績」欄には、最近4〜5走の着順が並んでいます。
- 安定して3着以内:調子が安定している信頼できる状態
- 着順がバラバラ:好不調の波が大きい(荒れやすい可能性)
- 直近に落車あり:ケガの回復具合によっては力を出し切れないことも
競走得点だけ見ると「強そう」な選手でも、落車直後で本来の実力が出ていない場合があります。直近着順はその「今の状態」を補正する情報として使いましょう。
⑦ バンク実績
選手詳細画面では、各競輪場での過去成績を確認できる場合があります。
選手はホームバンクを熟知しており、特にGI・GIIIのグレードレースでは地元選手がアドバンテージを持つことがあります。ただし、初心者のうちは①〜⑥を使いこなしてから徐々に参考にする程度で十分です。
出走表を使った予想の実践例
実際にどう組み立てるか、フローをイメージしてみましょう。
| ゼッケン | 競走得点 | ライン | 脚質 |
|---|---|---|---|
| 1号車 | 78点 | 赤(先頭) | 先行 |
| 2号車 | 82点 | 青(先頭) | 先行 |
| 3号車 | 71点 | 赤(番手) | 追込 |
| 4号車 | 65点 | 緑(先頭) | 先行 |
| 5号車 | 76点 | 青(番手) | 差し |
| 6号車 | 68点 | 赤(3番手) | 追込 |
| 7号車 | 60点 | 緑(番手) | 追込 |
Step 1:ラインを特定
→ 赤(1-3-6)・青(2-5)・緑(4-7)の3ライン対戦
Step 2:各ライン先頭の競走得点を比較
→ 赤:78点 vs 青:82点 vs 緑:65点
→ 2号車の青ラインが最有力(8点差以上で明確)
Step 3:バンク特性×脚質を照合
→ 400m差し傾向バンクなら、直線で追い込む5号車(差し型・76点)が有力
※ バンク特性は当サイトの「競輪場ガイド」シリーズで各場を解説しています
Step 4:直近着順を確認
→ 5号車の直近5走: 1-2-1-3-2 → 絶好調!
結論:5号車(差し型)を1着軸に、2号車(先行)や3号車(追込)を絡めた車券が基本の組み立てになります。あくまで参考として、自己責任でお楽しみください。
まとめ|出走表は「競走得点+ライン」だけでも戦える
| 優先度 | チェック項目 | 目的 |
|---|---|---|
| 最優先 | ②競走得点 + ③ライン | 強いラインを特定する |
| 次に確認 | ①級班 + ④脚質 | 格の違いと動き方を把握 |
| 余裕があれば | ⑤H/B回数 + ⑥直近着順 | 脚質と調子の裏付けを取る |
| GI・GIIIのみ | ⑦バンク実績 | 地元選手のアドバンテージ確認 |
初心者のうちは「競走得点が最も高いライン先頭の選手を追う」だけでも、予想の軸として十分機能します。まずこの1点だけ意識して、少しずつチェック項目を増やしていきましょう。
あくまで参考として、無理のない予算で競輪を楽しんでください!
- 競輪のオッズとは?見方と期待値の考え方:出走表と組み合わせると予想精度がさらにアップ
- 脚質(先行・追込・両)の特徴と見分け方:H/B回数の詳しい読み方
- 競輪予想のコツ完全ガイド:ライン・脚質・バンク特性を組み合わせた総合予想術





